
ハラスメント研修とは?義務化・目的・内容とパワハラ対策・適切な指導
「ハラスメントを防止するために研修を実施しているのに、職場の人間関係は良くならない」「管理職がハラスメントを恐れるあまり、部下への指導まで避けるようになった」「悪気なく発した言葉が、相手を傷つけてしまう」。
ハラスメント対策というと、パワハラやセクハラに該当する行為を学び、「何をしてはいけないか」を理解することが中心になりがちです。
もちろん、法律や社内規程を正しく理解し、ハラスメントに該当する言動を防ぐことは重要です。
しかし、それだけで職場の人間関係まで良くなるとは限りません。
むしろ、「これを言ったらハラスメントになるかもしれない」と上司が必要以上に部下との距離を取り、必要な指導やコミュニケーションまで減ってしまえば、別の問題が生まれる可能性があります。
ハラスメントを防ぐことと、コミュニケーションをなくすことは違います。
重要なのは、必要な指導をしながらも、相手を尊重し、その人に伝わるコミュニケーションを考えることです。
このページでは、ハラスメント研修とは何か、義務化との関係、目的や内容、管理職研修で押さえたいポイントから、ハラスメントの予防と適切な指導を両立させる方法まで解説します。
ハラスメント研修とは
ハラスメント研修とは、職場で起こり得るハラスメントについて理解し、予防や適切な対応につなげるための研修です。
代表的なものとして、職場のパワーハラスメント、セクシュアルハラスメント、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントなどがあります。
研修では、ハラスメントの定義や具体例、企業としての方針、相談窓口、発生した場合の対応などを学ぶほか、管理職向けであれば、業務上必要な指導とハラスメントの違いについて考えることも重要です。
ハラスメント研修の目的は、単に「禁止されている言動を暗記すること」ではありません。
社員一人ひとりが相手を尊重し、自分の言動が相手へどのように伝わる可能性があるかを考えられる職場をつくることが重要です。
企業にハラスメント研修は義務化されている?
「ハラスメント研修は法律で義務化されているのか」と疑問を持つ企業担当者も多いのではないでしょうか。
ここで区別しておきたいのが、ハラスメント防止措置が事業主に義務付けられていることと、すべての企業に特定の形式・回数の研修実施が一律に義務付けられていることは同じではないという点です。
職場におけるパワーハラスメントについては、事業主に防止のための雇用管理上必要な措置を講じることが求められています。
大企業では2020年6月から、中小企業でも2022年4月からパワーハラスメント防止措置が義務化されています。
また、職場におけるセクシュアルハラスメントや、妊娠・出産、育児・介護休業等に関するハラスメントについても、事業主が講ずべき措置が定められています。
企業には、ハラスメントを許さないという方針を明確にして労働者へ周知・啓発すること、相談に対応できる体制を整備すること、相談があった場合に事実関係を確認して適切に対応することなどが求められます。
その周知・啓発を実効性のあるものにする方法の一つとして、ハラスメント研修を活用できます。
また、2026年10月1日からは、カスタマーハラスメントや求職者等に対するセクシュアルハラスメントについても、防止措置が事業主の義務となります。
制度は改正されることがあるため、実際の社内体制や研修内容を検討する際には、厚生労働省などの最新情報を確認することが重要です。
企業に求められるハラスメント対策
ハラスメント対策は、研修を一度開催すれば完了するものではありません。
企業には、ハラスメントを防止するための方針を明確にし、社員へ周知するとともに、相談できる体制や、問題が発生した場合の対応方法を整備することが求められます。
- 企業としての方針を明確にする
ハラスメントを許さないという姿勢や、どのような言動が問題になるのかを明確にし、管理職を含む社員へ周知・啓発します。 - 相談できる体制を整える
被害を受けた社員や問題を感じた社員が相談できる窓口を設け、適切に対応できる体制を整えます。 - 問題が起きた場合に適切に対応する
相談があった場合には事実関係を確認し、必要な対応と再発防止に取り組みます。 - 相談者などのプライバシーを守る
相談したことなどを理由として不利益な扱いを受けないようにし、安心して相談できる環境を整えます。 - 社員への周知・啓発を継続する
規程を作って終わりにするのではなく、研修などを通じて社員がハラスメントについて考える機会をつくります。
ハラスメント研修は、この中でも特に社員への周知・啓発や、管理職・社員一人ひとりの理解を深めるために活用できる取り組みです。
ハラスメント研修を行う5つの目的
1.ハラスメントについて正しく理解する
まず重要なのは、どのような言動がハラスメントに該当する可能性があるのかを正しく理解することです。
「これくらい普通」「自分たちの時代はもっと厳しかった」といった個人の経験だけを判断基準にせず、職場として共通の理解を持つ必要があります。
2.ハラスメントを未然に防止する
問題が起きてから対応するだけでなく、日常の言動を見直し、ハラスメントが発生しにくい職場環境をつくることが重要です。
本人に悪意がなくても、言い方や状況、関係性によって相手へ与える影響が変わることがあります。
3.管理職が適切な指導をできるようにする
ハラスメントを恐れるあまり、管理職が必要な注意や指導まで避けるようになっては、部下育成や業務遂行に支障が出る可能性があります。
何も言わないことを対策にするのではなく、必要な指導と不適切な言動の違いを理解し、相手を尊重した伝え方を考えることが重要です。
4.相談しやすい職場をつくる
問題が小さいうちに相談できれば、深刻化する前に対応できる可能性があります。
相談窓口を設置するだけでなく、「相談しても大丈夫」と社員が感じられる職場づくりも重要です。
5.安心して働ける職場づくりにつなげる
ハラスメント対策の最終的な目的は、禁止事項を増やすことではありません。
社員がお互いを尊重し、必要なコミュニケーションを取りながら安心して働ける環境をつくることです。
社員の尊厳を守り、安心して相談や指導ができる環境づくりが重要です。
ハラスメント研修では何をする?主な内容・テーマ
ハラスメント研修の内容は、一般社員向けか管理職向けか、また企業が抱えている課題によって異なります。
代表的な内容として、次のようなテーマがあります。
- ハラスメントの基礎知識
パワーハラスメント、セクシュアルハラスメントなど、職場で問題となるハラスメントの基本的な考え方を学びます。 - 具体的な事例
実際の職場で起こり得るケースを通して、どのような言動に注意すべきかを考えます。 - 業務上必要な指導との違い
管理職向け研修では、必要な指導まで避けることがないよう、適切な指導方法や伝え方について考えます。 - 相談を受けた場合の対応
相談を受けた際に、どのように話を聞き、どのような点に注意して対応すべきかを学びます。 - コミュニケーション
自分にとって普通の言い方でも、相手には違った意味で伝わる可能性があることを理解し、相手を尊重したコミュニケーションを考えます。 - ケーススタディ・グループワーク
具体的な場面について参加者同士で考えることで、自分とは異なる受け止め方や考え方があることを体験します。
重要なのは、知識を増やすだけでなく、研修後の職場で社員の行動がどのように変わるかまで考えて内容を設計することです。
パワーハラスメントとは
職場におけるパワーハラスメントについて、厚生労働省の指針では、職場において行われる言動のうち、次の3つの要素をすべて満たすものとされています。
- 優越的な関係を背景とした言動
上司と部下という役職上の関係だけでなく、知識や経験、人間関係などを背景として、相手が抵抗や拒絶をしにくい関係も含まれます。 - 業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動
業務上の必要性がない言動や、必要性があっても社会通念上相当とはいえない方法・程度の言動などが問題になります。 - 労働者の就業環境が害されること
その言動によって身体的・精神的な苦痛を与えられ、就業環境が不快なものとなり、能力の発揮に重大な悪影響が生じるなど、就業上看過できない程度の支障が生じることです。
一方で、客観的に見て業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導まで、すべてパワーハラスメントになるわけではありません。
だからこそ管理職には、「注意しない」のではなく、何を伝える必要があるのか、どのように伝えるのかを考える力が求められます。
ハラスメントが起こる背景には「自分にとっての普通」がある
ハラスメントのすべてを、性格やコミュニケーションの違いだけで説明することはできません。
明確に不適切な言動については、企業として適切に対応する必要があります。
一方、日常の職場では、「本人には悪気がなかった」というコミュニケーションのすれ違いが、人間関係を悪化させることがあります。
「これくらい言われても平気だろう」「この程度は冗談だ」「自分もこうやって育てられた」「結果を出せば褒められるのが一番嬉しいはずだ」。
こうした判断の基準になっているのは、自分自身の経験や価値観です。
しかし、自分にとって平気なことが相手にも平気とは限りません。
自分にとっての「普通」と、相手にとっての「普通」は違う可能性があります。
この違いに気づくことは、日常のコミュニケーションによるトラブルを減らす第一歩になります。
管理職向けハラスメント研修で重要なのは「何も言わない上司」をつくらないこと
ハラスメントについて学んだ管理職から、「どこまで言ったらパワハラになるのか分からない」「下手に注意しないほうが安全なのではないか」という不安が出ることがあります。
しかし、部下の仕事に問題があるにもかかわらず必要な指導を行わなければ、本人が改善する機会を失うだけでなく、周囲の社員へ負担が広がることもあります。
ハラスメント対策は、管理職から部下へのコミュニケーションをなくすためのものではありません。
必要なのは、感情的に相手を攻撃することと、業務上必要な指導を区別することです。
さらに、同じ内容を伝える場合でも、相手によって受け取りやすい伝え方は異なります。
結論から端的に伝えられたほうが理解しやすい人もいれば、なぜ改善する必要があるのか、背景から説明されたほうが納得しやすい人もいます。
人前で指摘されても気にならない人もいれば、周囲の視線を強く気にする人もいます。
「指導するか、しないか」の二択ではなく、「どうすれば相手に伝わるか」を考える。
これが、ハラスメント防止と部下育成を両立させるために重要な視点です。
ハラスメント研修を「やって終わり」にしないために
ハラスメント研修を実施しても、受講者が「知っている内容だった」「気をつけようと思った」という感想だけで終われば、実際の職場は変わらない可能性があります。
重要なのは、研修で得た知識を日常の行動へ落とし込むことです。
例えば、「部下へ注意するときに人格ではなく行動について話す」「相手の話を途中で決めつけずに聞く」「自分と違う反応をされたとき、すぐに否定せず理由を考える」など、具体的な行動まで決めておくと実践しやすくなります。
また、管理職だけが受講するのか、一般社員も含めて組織全体で学ぶのかによっても効果は変わります。
上司だけが「相手に合わせよう」と努力するのではなく、社員同士がお互いの違いを理解できれば、職場全体でコミュニケーションを改善しやすくなります。
ハラスメント対策を「制度頼み」で終わらせない
就業規則を整備する。相談窓口を設置する。ハラスメントに該当する言動を周知する。
これらはハラスメント対策として重要です。
しかし、制度を整えただけで、職場の人間関係が自動的に良くなるわけではありません。
例えば、上司が部下の行動にイライラしている状態で、「強い言い方は禁止」とだけ伝えたらどうなるでしょうか。
表面的には強い言葉を使わなくなっても、「できるだけ関わらない」「必要最低限しか話さない」という関係になる可能性があります。
これではハラスメントを避けることはできても、良い職場をつくったとは言い切れません。
目指したいのは、問題のある言動を禁止するだけでなく、「なぜ相手は自分と違う行動をするのか」を理解しようとする職場です。
相手の違いが分かれば、これまで「理解不能」だった行動が、「この人はこう考えるのかもしれない」に変わります。
ハラスメントを防止するための制度と、人間関係を良くするためのコミュニケーション。その両方を考えることが重要です。
「悪気はなかった」では防げないコミュニケーションのすれ違い
職場のコミュニケーションで難しいのは、話した本人の意図と、相手の受け止め方が同じとは限らないことです。
励ましたつもりだった。
親しみを込めた冗談だった。
成長してほしくて厳しく言った。
本人に悪意がなかったとしても、相手が同じように受け取るとは限りません。
もちろん、何でも「受け取り方の問題」にしてよいわけではありません。明らかに不適切な言動を正当化することはできません。
そのうえで、日常的なコミュニケーションでは、「自分はどういうつもりだったか」だけではなく、「相手にはどう伝わる可能性があるか」まで考えることが大切です。
同じ言葉でも人によって受け取り方は違う
例えば、部下が成果を出したときに「すごい!次も期待しているよ」と伝えたとします。
期待されることで「もっと頑張ろう」と思う人もいます。
一方で、「次も同じ成果を出さなければならない」とプレッシャーを感じる人もいるかもしれません。
仕事を任せるときも同じです。
「あなたに任せるから自由にやってみて」と言われることを信頼の証と感じる人もいれば、「何をすればいいのか分からない」と不安になる人もいます。
コミュニケーションでは、言葉そのものだけでなく、相手との関係性や、相手が何を大切にしているかによって受け取り方が変わります。
だからこそ、自分の伝え方だけを基準にせず、相手を知ろうとすることが重要です。
指導そのものをやめることがハラスメント対策ではない
部下を傷つけたくない。ハラスメントと思われたくない。
その気持ちから、必要な注意や指導を避けてしまうことがあります。
しかし、部下の成長を考えれば、改善すべきことを適切に伝えることも必要です。
重要なのは、相手の人格を否定することではなく、改善してほしい行動や仕事について具体的に伝えることです。
そして一方的に自分の考えを押し付けるのではなく、相手の考えや事情を聞くことも大切です。
「何も言わない職場」ではなく、必要なことを安心して伝え合える職場を目指すことが、ハラスメント防止にも組織づくりにもつながります。
類人猿分類を活用したハラスメント研修

類人猿分類を活用したハラスメント研修では、法律や禁止事項だけを学ぶのではなく、自分と相手では、考え方や言葉の受け取り方が違うということを体験的に理解していきます。
類人猿分類では、人の考え方や行動傾向を分かりやすく捉え、自分自身の特徴と他者との違いを考えます。
大切なのは、「このタイプだからこういう人」と決めつけることではありません。
自分と違う反応をする人に出会ったとき、「理解できない人」と判断するのではなく、「自分とは大切にしていることが違うのかもしれない」と考えるきっかけを持つことです。
- 「悪気はなかった」を減らす
自分の価値観だけを基準にせず、相手がどのように受け取る可能性があるかを考えるきっかけをつくります。 - 指導とコミュニケーションを止めない
何も言わないことをハラスメント対策にするのではなく、相手に合わせた伝え方を考え、必要な指導ができる関係を目指します。 - 相手を尊重した伝え方を身につける
自分の価値観を押しつけず、相手の受け止め方を確認しながら必要な指導や対話を行うことを目指します。
なお、類人猿分類研修は、法令や就業規則について学ぶコンプライアンス研修そのものに代わるものではありません。
制度面のハラスメント対策に加えて、日常のコミュニケーションや相互理解という側面から、より良い職場づくりを支援します。
グループワークで「自分と相手の違い」を体験する
ハラスメント研修では、知識を聞くだけでなく、ケーススタディやグループワークを取り入れることで理解を深めることができます。
例えば、同じ上司の言葉を聞いても、「特に気にならない」という人と、「かなり強く言われたように感じる」という人がいるかもしれません。
どちらが正しいかを決めることだけが目的ではありません。
同じ出来事でも、人によって受け取り方が違うという事実を体験することに意味があります。
類人猿分類研修では、異なるタイプの参加者同士で考えたり話したりすることで、自分とは違う反応や価値観に触れます。
「そんなふうに考える人がいるとは思わなかった」という気づきが、自分の言葉や接し方を振り返るきっかけになります。
ハラスメント防止を「言ってはいけない言葉を覚える研修」だけで終わらせず、相手を理解するための研修へ広げていきます。
ハラスメント防止につながる職場の人間関係をつくる
ハラスメントを防ぐために大切なのは、問題が起きたときに適切に対応することだけではありません。
日頃から、社員同士が必要なことを話し合える関係をつくっておくことも重要です。
「あの人は苦手だから話さない」ではなく、「自分とは違うタイプだから、伝え方を少し変えてみよう」と考えられる。
「なぜそんなことをするのか」とイライラするだけでなく、「この人は何を大切にしているのだろう」と考えられる。
こうした小さな変化が、職場の日常的なコミュニケーションを変えていきます。
類人猿分類が目指しているのは、すべての社員を仲良しにすることではありません。
性格も考え方も違う人同士が、お互いの違いを理解し、それぞれの強みを認めながら仕事ができる関係をつくることです。
これまで「イラッ」としていた相手の行動を、「またこのタイプらしいことをしている」と少し笑って受け止められるようになる。
そのくらいの余白が生まれるだけでも、職場の人間関係は変わり始めます。
ハラスメント研修を成功させる5つのポイント
1.法律や禁止事項だけで終わらせない
ハラスメントの定義や法律を理解することは必要です。
そのうえで、「では明日から自分の言動をどう変えるのか」まで考えることが重要です。
2.管理職と一般社員、それぞれの立場で考える
管理職には適切な指導方法や部下との関わり方が求められます。
一方、一般社員にも、同僚とのコミュニケーションや、自分とは違う価値観を持つ人との関わり方を考える機会が必要です。
3.具体的なケースで考える
抽象的な説明だけでは、自分の問題として捉えにくいことがあります。
職場で起こりそうなケースを使い、「自分ならどう感じるか」「どのように伝えるか」を考えることで理解を深めます。
4.自分自身のコミュニケーションを振り返る
ハラスメント研修を「問題を起こす人のための研修」と考えてしまうと、自分自身の行動を振り返る機会になりません。
誰にでも、自分にとって自然な話し方や価値観があります。
それが相手にも同じように伝わっているかを振り返ることが大切です。
5.研修後も職場で使える共通言語をつくる
研修当日だけ理解しても、時間が経てば以前のコミュニケーションへ戻ってしまうことがあります。
社員同士が日常的に使える共通言語があれば、「自分とは違う」ということを思い出しやすくなります。
類人猿分類を職場の共通言語として活用することは、研修で得た気づきを日常のコミュニケーションへ残していく方法の一つです。
ハラスメント研修を導入するまでの流れ
| STEP1 | 現在の組織課題を整理する ハラスメント防止、管理職の指導方法、相談体制、社内コミュニケーションなど、現在感じている課題を整理します。 |
|---|---|
| STEP2 | 研修対象者と目的を決める 管理職、一般社員、新入社員など、誰を対象とするのか、研修後にどのような変化を期待するのかを明確にします。 |
| STEP3 | 研修内容を設計する ハラスメント防止、適切な指導、相談対応、相互理解など、企業の課題に応じて必要なテーマやグループワークを組み合わせます。 |
| STEP4 | 研修・グループワークを実施する 知識を学ぶだけでなく、自分自身の特徴や他者との違いを体験し、職場でのコミュニケーションを振り返ります。 |
| STEP5 | 職場で実践する 指導、声掛け、会議、1on1など、日常のコミュニケーションで学んだことを実践し、組織の共通言語として定着させていきます。 |
ハラスメント研修を検討している企業の方へ
ハラスメントをなくすために、「これは禁止」「これは言ってはいけない」とルールを定めることは重要です。
しかし、それだけでは「では、どう伝えればいいのか」までは分かりません。
管理職が部下への指導を恐れ、社員同士がお互いに距離を取り、誰も本音を言わなくなった職場が、理想的なハラスメントのない職場とは言えないでしょう。
目指したいのは、必要なことは伝えられる。しかし、相手のことも尊重できる職場です。
類人猿分類研修では、自分自身の特徴を知るだけでなく、異なるタイプとのグループワークを通して、人によって考え方や反応、言葉の受け取り方が異なることを体験します。
「どうしてあの人は分かってくれないのか」から、「自分と違うから、伝え方を変えてみよう」へ。
「あの人とは合わない」から、「この人には、自分にはない得意なことがある」へ。
そうした見方の変化が、ハラスメントを防ぐための日常的なコミュニケーションと、お互いの違いを認める組織づくりにつながります。
「ハラスメント研修を毎年実施しているが、マンネリ化している」「管理職が部下への指導に悩んでいる」「ハラスメント対策だけでなく日常のコミュニケーションを見直したい」という企業の方は、現在感じている組織の課題からご相談ください。
関連する研修:離職防止研修|社員定着に向けた取り組みと研修方法
よくある質問
- ハラスメント研修とはどのような研修ですか?
-
職場で起こり得るハラスメントについて理解し、予防や適切な対応につなげるための研修です。ハラスメントの基礎知識や具体例、相談対応、管理職の指導方法、日常のコミュニケーションなど、企業の課題や対象者に応じて内容を設計します。
- 企業にハラスメント研修は義務化されていますか?
-
事業主には職場におけるハラスメントを防止するために必要な措置を講じることが義務付けられています。ただし、すべての企業に対して特定の形式や回数の「ハラスメント研修」を一律に実施することが義務付けられている、という意味ではありません。研修は方針の周知・啓発や社員の理解を深めるための有効な方法の一つです。制度は改正されることがあるため、厚生労働省などの最新情報もご確認ください。
- ハラスメント研修では何を学びますか?
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パワーハラスメントなどの基礎知識、具体的な事例、業務上必要な指導との違い、相談対応、コミュニケーションなどを学びます。管理職向けの場合は、部下への適切な指導や伝え方を扱うことも重要です。
- 管理職向けのハラスメント研修にも利用できますか?
-
はい。管理職向けでは、ハラスメントを避けるために指導そのものを控えるのではなく、部下を尊重しながら必要なことを伝えるコミュニケーションを考えます。自分と部下では受け取り方や価値観が異なることを理解することも、適切なマネジメントにつながります。
- ハラスメント研修と離職防止研修は何が違いますか?
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ハラスメント研修は不適切な言動の予防、相談対応、適切な指導などを中心に扱います。一方、離職防止研修は社員の定着を目的に、上司・部下の相互理解、育成、働きがい、人間関係などを扱います。離職理由は多様であり、ハラスメントはその一要因です。
- 類人猿分類研修だけで企業のハラスメント対策は十分ですか?
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類人猿分類研修は、法令や就業規則について学ぶコンプライアンス研修そのものに代わるものではありません。企業として必要な制度や相談体制などを整えたうえで、日常のコミュニケーションや相互理解を改善する側面からハラスメント防止を支援します。
- ハラスメント研修にグループワークを取り入れるメリットは何ですか?
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同じケースについて参加者同士で考えることで、自分とは異なる受け止め方や価値観があることを体験できます。類人猿分類研修では、異なるタイプとのワークを通して「自分にとっての普通が、相手にも普通とは限らない」ことへの理解を深めます。
